【WHITE ALBUM2】冬馬かずさという魔性の女について考える

このページはWHITE ALBUM2のネタバレを含みます。未プレイ又、プレイ予定の方はブラウザバック推奨

前回は雪菜について書いたので今回はかずさについて触れていきます。(私はかずさ派です)

主人公の春希は基本的に雪菜を世界で一番大切に想っています。しかし度々かずさを選んでしまうので雪菜や武也達を裏切ってしまう。正に魔性の女です。

今回は春希がかずさを選んでしまうその魅力(魔性)について考えていきます。

漢気スイッチ

お笑い芸人の島田紳助トークの中に「漢気スイッチ」という話があるのですが、正にかずさを語る上で良い例だと思います。

  • 男は彼女を愛しているが結婚は考えられない

彼女「ごめんなさい。私がいない方があなたは幸せになれるから別れましょう。さようなら」

男「待って!結婚しよう(漢気スイッチON)」

この様な男の理性的ではない決断を「漢気スイッチ」という言葉で例えている話なのですが

この漢気スイッチのポイントは「謝りながら好意を伝えられる罪悪感」と「この子には俺がいないといけない」と思わせる点の2つにあると思います。かずさにも共通する点です。

かずさの魅力は一言で言うと「追いかけたくなる」ことです

これは「手を伸ばせばギリギリ届くかもしれない」という距離感であるとも言えます。

かずさは基本どのルートにおいても始めは手が届かない存在という描き方がされており

  • introductory chapter → 自分を好きになるはずがない女性
  • Coda → 世界的ピアニスト

まさに春希にとっての「届かない恋」であり「届かない女」です。

そもそも春希自身がお節介焼きで正義感の塊のような人間です。(元々漢気スイッチを押しやすい性格)加えて春希にとってかずさは夢を叶えてくれた「永遠の憧れ」であり、一目ぼれするほど顔がタイプな「絶対に忘れられない初めての女」です。

超巨大漢気スイッチを搭載している春希が、北原春希キラーのかずさが泣いて告白してきたら断ることはできないのも納得。

何故せっちゃんはかずさに勝てなかったのか

一方雪菜の魅力は何かと聞かれれば私は「包容力と安心感」だと思います。雪菜の魅力は長い時間一緒にいればいる程実感できます。

ここから考えられる雪菜がかずさに勝てなかった理由とは「時間」ではないでしょうか

Codaまで春希が雪菜と時間を共にしたからこそ、初恋のかずさ vs 今愛している雪菜の力関係が成立します。closing chapterならかずさの勝ちでしょう

逆に言えば春希と雪菜と結婚した後にかずさが現れた場合は雪菜に軍配が上がります。

Codaではintroductory chapter とは違い誰を選ぶか春希は悩んで悩み抜きます。

だからこそ私はかずさの最も悪質な部分は「考える時間を与えない」ことだと思います。(雪菜には究極に相性が悪い恋敵

雪菜は結婚したい女、かずさは......

雪菜は過ごした時間の長さで勝負するタイプ。つまり結婚したい女です。

一方かずさはダメだと分かっていても追いかけてしまう女、言ってみれば浮気したくなる女でしょうか(かずさを悪く言う意図は一切ありません)

作中でもありますが、かずさと結ばれること=誰かの不幸になります。

こんなどうしようもない程の魔性を持つ故に我々の感性に訴えるものがあるキャラです。

まとめると冬馬かずさの魔性とは

  • 全てを捨ててでも追いかけたくなる魅力
  • 良くも悪くも春希絶対堕とすマンである
  • 雪菜にとって一番相性が悪い恋敵である

やはり雪菜がいることでかずさの魅力に磨きがかかっていることが良くわかります

偏見ですが男性はかずさ派、女性は雪菜派が優勢なイメージがあるのですがどうでしょうか?(良かったらコメントください)

ここまで読んで頂きありがとうございました